はじめに
日本語の授業をデザインする際、「文法だけを教える」のも「意味だけ通じればいい」とするのも一長一短があります。
そこで注目されているのが、**「FonF(Focus on Form:フォーカス・オン・フォーム)」**です。
FonFS・FonM・FonFの違い
試験の教授法の問題で、これら3つの違いは非常によく問われます。
- FonFS(Focus on FormS): 言語形式にのみ着目する伝統的な文法教育です。
- FonM(Focus on Meaning): 意味のみに焦点を当てます。タスク達成を第一に考えますが、正確な文法の習得には貢献しにくいとされます。
- FonF(Focus on Form): 実践的な言語活動をしつつ、学習者が自らの言語運用に対し意識を向け、気づきを得るよう促していく活動です。
💡 具体的な実践例と試験でのポイント
FonFの実践として、タスクの最中に教師が意図的に学習者の注意を文法に引きつける手法が問われます。
例1:インプット・エンハンスメント(入力強化)
読解テキストの中でターゲットとなる文法だけを太字にしたり、色を変えたりして、視覚的に目立たせるテクニックです。
例2:ロールプレイの振り返り活動
自身のロールプレイを録画して視聴し直し、「なぜここでこの表現をとったか」について振り返る活動です。これにより、文法的正確さだけでなく、語用論的適切さにも意識を向けることができます。
